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2015/02/17

ワンダーリューキュー流ビジネス対談『ワン談』

日本発→世界中を魅了するカルチャーを作るには!?

その距離約1,600Km。遠く離れた沖縄と原宿、そこから生まれるものは何か。カワイイの聖地、原宿から見た沖縄とはどんなものなのか。個性派集団アソビシステムをどうやってまとめているのか。ワンダーの社外取締役でもあるアソビシステム株式会社中川社長とワンダーリューキュー社長の鶴田が珍しくまじめに語り合った。

地元の人たちとの組み方が大事!押し付けじゃダメ。

鶴:昨年は沖縄でイベントしたり、番組作ったり、お店を出したり、テレビドラマを一緒にやったりと、いろいろやりましたね。あらためて、沖縄に注力した理由は何でしょう。

中:色々な地域で色んなことやってきましたけど、パートナーの重要性があります。ワンダーの制作陣は組みやすいし人も信頼できる。だからものごとを進めやすい。

あと沖縄という場所の魅力ですね。海外から見ても日本からみても特別な場所。組んでいきたいなって場所ですね。この2つが揃う場所は滅多にない。自分たちが思っていることと合う地域や会社はなかなかないんです。地元の人たちとの組み方が大事。押し付けじゃいけないので。

モデルもアーティストもそうですけど「買ってくれ」じゃなくて、「これ買いたいでしょ?」って思わせる。「きゃりーってすげーだろ」じゃなくて、「興味ない?」って問いかけているイメージなんです。

鶴:そもそも、中川さんは沖縄のどんなところが好きなんですか?

中:気候がいいのと、あとビジネスエリアと観光エリアと自然の海が集まっているのは魅力的ですね。沖縄の人からすると那覇のビーチはビーチじゃないかもしれないけど、僕らにとっては立派なビーチ。魅力的な場所です。

どこかにいる、本当におしゃれな子を探したい!

鶴:沖縄の子って可愛いと思いますか? カワイイの中心地から見て。

中:可愛いと思います。顔立ちがはっきりしている、きりっとした子が多い気がします。

鶴:青文字系はふんわりですよね(いいな…)。所属しているモデルは中川社長が選んでいるんですか?

中:僕が見つけたり、社員のみんなが見つけたり。雑誌とか、スナップ、SNSなどを見て探しています。

鶴:スカウトはしていますか?

中:スカウトはしてないですね。どちらかというとファッションスナップですね。

鶴:その辺の目利きのポイントって何かあるんですか、可愛い子を見つける極意とか。

中:(笑)いや、もう感覚ですけどね。この子おしゃれだなって思ったり。昔の原宿系の読者モデルって

ホントにおしゃれだったんです。別にモデルじゃなくてもすごくファッションが好きな子がいたり。時代が変わってファストファッションが増えてきて。まぁ、それはいい意味でファッションが盛り上がってきたとはいえ、オリジナルが減ったなと思います。あとSNSで人気がある子が増えましたね。本当におしゃれな子を見つけたいと思ってます。

鶴:本当みんな上手ですよね、コーデが。ブランドじゃなくてコーデ。

中:それが原宿系にできることでファストファッションを取り入れやすいんです。

鶴:僕ら東京に行くときはでは原宿だけでなく、あちこち行くんですが、最近渋谷も原宿化していますよね?

中:そうですね。でも原宿からすると渋谷系は原宿系ではないんです。目元のメイクとか。

鶴:ギャルは減ったけど、まだまだエリアの違いはあるんですね。

カルチャーカンパニーとして、モデルと一緒にプロデュースを。

鶴:僕らは沖縄にこだわっている、こだわるしかない!て所がある一方で、アソビも原宿にこだわってやってきたところが似てるなぁって思ってるんですけど、地域と会社の目指すところの関係性ってなんでしょうね。

中:アソビシステムは芸能プロダクションじゃなくて、カルチャーカンパニーだと思っています。原宿というキーワードに紐づくファッション、モデル、お店、ミュージシャンなどそのすべてをマネジメントしている。ただ、モデルを扱っているわけじゃなく、一緒にプロデュースしているイメージなので『まち』がキーになるんです。

あと、ブームって誰でも作れるけど、それをカルチャーにしていく時に一つ『まち』って大事。別に原宿っていうエリアにこだわっているわけではなく、1つのキーワードですね。

鶴:そう考えると原宿ってすごいですよね。世界中探してもどこにもない空間。

中:いろんな人がいますねー。

鶴:あの個性を発見して、それを打ち出そうと目を付けたのはすごいですよ。

中:たまたまですけどね。

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社内の活性化、そのための白いごはん!?

鶴:アソビシステムの社員は何名ですか?

中:50名くらいですね。クリエイターもいます。

鶴:50!そのうち何人かと仕事してますけど、みんな個性やばいですよねー(笑)。

中:(笑)そうですね。

鶴:僕はワンダーの18人ですらまとめるのに一苦労なんです(笑)。個性あふれる社員をどうまとめているんですか?

中:みんなで集まることを大事にしています。あと、社内共有。今もまさに「沖縄の『Station!』にテンプラキッズ入りました」とか、「東京でライブしています」とかLINEが飛んでます。

鶴:じゃあLINE鳴りっぱなしですね。

中:あとは、フリーデスクを取りいれたり、決まった場所を決めずに4人掛け椅子にたまに座っていたり。

最近は米を炊いたりしてます。

鶴:米炊くんですか!?

中:みんなカップラーメンばっかり食べていたので、米を食えと。

鶴:(笑)気を使いますね。一方で、怒るのは疲れますよね?

中:疲れます。けど大事なことに気づいてもらわないと。会社が成長して入ってきた社員と、最初に入ってきた社員がいますから、最初からいる社員はすべてを自分でこなせるけど、部下を使うことも勉強ですね。

鶴:本当は自分でやる方が楽ですからね。

中:確かに自分でやる方が楽ですね。人に頼む方が手間なんですけど、手間を重ねると楽になるんです。

鶴:中心となる社員からどう広げていくかが今後の課題、って感じでしょうか。

中:今は、僕が入る会議と入らない会議を分けています。僕が入るとしゃべらなくなる時もあるし、ちゃんとディスカッションしたものを持ってこさせるとか。

鶴:中川社長はどんどんアイディア出すじゃないですか、僕もそうなんですけど、そこに部下を引っ張りこめるかがカギですね。

中:最近は入社の浅い社員を集めてプロジェクトをつくり、若いチームで「webとリアルで、どうやったらお金を稼げるか考えろ!」という課題を出しています。結局はアソビシステムがメディアになれば、と思っています。芸能事務所じゃないので。

鶴:フリーマガジンとかメルマガなんかもやってます。ワンダーもやることが広がってきて、目立つようになってきたので、メディアになるっていうのは大きなヒントです。そもそもうちは『be-o』っていう雑誌も作ってますし。

中:みんなに言っているのは、「会社のファンをつくれ」と言っています。ファンを作れば何でも売れる。

ゆくゆくは、飲食店をやったりアトリエみたいなのを作ったりしたいなと。クリエイターとかモデルを

活かしていく場所を作っていかないとって思っています。

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発信力をつけることが武器になる時代。

鶴:最後に、今年やっていこうと思っていることを教えてください。

中:メディアを作っていくことが重要だなと思っていて、ワンダーもそうですが、発信力の強さをつけることが武器になる時代だと思います。メディアも細分化されているし、webメディアのプランナーのニュースがYahoo!のトップになる。自分らの情報発信力を強めて行かないと。

広告業界も変わると思います。マスメディアで万人に向けて打っていたものが、ある特定の人たちに宣伝したいっていう風に企業も変わるんじゃないかと。その分うちは強いと思う。テレビじゃない、新しいものを作っておくと強いと思います。Twitterの仕事も増えて来ました。

鶴:モデルの子たちもそれぞれフォロワー多いですよね。きゃりーちゃんを筆頭に。

中:そうですね。アソビシステム全体のツイッターも500万人のフォロワーのうち5万人でもコアにすれば5万人にビジネスできる。

鶴:TwitterとかってSNSは完全に個人に任せてるんですか?

中:SNSって嘘がばれやすいというか…。一番身近な接触ポイントであるからこそ、そこでついた嘘のダメージは大きいと思っています。

鶴:所属モデルのTwitterとかもチェックするんですよね。中川さん情報で埋もれてますね(笑)。

中:情報が多いからこそ個人の価値があがると思っていて、そこは狙っていかないといけないですね。

鶴:ワンダーも昨年はクロスメディアを軸に企業や地域をバックアップしてきて、手ごたえがあります。お互い、よりメディアになることを深堀していく1年にしたいですね。

中・鶴:宜しくお願いしますっ!

 

 

<鶴田の感想>最近では政府の「クールジャパン戦略推進会議」に有識者として招かれたり、もはや国家レベルの活躍で、体と同じくどんどんスケールが大きくなっていく中川さん。 話していると「原宿」への思いと、世界へのビジョンがヒシヒシと伝わってきます。 僕らも沖縄でぬるく過ごしてちゃやべーぞ!と今回も刺激をもらいました。